プログラミングを使った仕事は?プログラミング言語の種類やこれから注目の言語をわかりやすく解説
プログラミングを使った仕事をしたいが、どんな職種があるのかわからないとお悩みではありませんか。実はプログラミングを使った仕事は複数存在します。なぜなら身の回りの電気で動いているほとんどのものには、プログラミングが関わっているからです。
そこで本記事では、プログラミングを使った仕事やプログラミング言語の種類をご紹介します。これから注目される言語も解説しているため、参考にしてください。
プログラミングを使う仕事5つ
プログラミング言語を使う仕事はさまざまです。そこでこの章では、有名な仕事としてWeb開発、ゲーム開発、組み込み系開発、業務系システム開発、アプリ開発の5つをご紹介します。
Web開発
Web上で機能するシステムやサービスを開発する仕事です。たとえば、ECサイトやホームページなどが挙げられます。
これらを開発する際、見た目と機能は同じエンジニアが作るわけではありません。見た目を担当するエンジニアと機能を担当するエンジニアでは職種が異なります。
たとえば、レイアウトやカラーといった見た目はWebデザイナーの担当です。一方で、機能やサーバーなどはフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアが担当します。
ゲーム開発
ユーザーがプレイするゲームを開発する仕事です。たとえば、PCゲーム、テレビゲーム、スマホゲームなどが挙げられます。
媒体によって開発方法も異なるため、自分の開発したい媒体を明確にしておくことが重要です。仕事内容としては、仕様に合わせてプログラミングしていき、バグがあれば修正することが主になります。
なお、ヒット作のシリーズのような大規模のゲーム開発には、デザイナーや脚本家、プロデューサーなどさまざまな職種の人たちが関わり合うケースもあるでしょう。そのため、コミュニケーション能力も必要です。
組み込み系開発
ハードウェアにシステムを組み込む仕事です。たとえば、テレビや冷蔵庫、電子レンジ、ロボットなどが挙げられます。
これらには、プログラムが組み込まれています。そのため、通常の機能にくわえて、録画機能やタイマー機能、自動解凍機能が使えるわけです。
必要なスキルとしては、プログラミングスキルにくわえて、各ハードウェアの知識やOSに関する知識が挙げられます。また、近年では、インターネットを介して使用できるものも増えているため、活躍の場を増やしたい場合は、Iotなどの知識も必要です。
業務系システム開発
あらゆる業務の効率を上げるシステムを開発する仕事です。たとえば、勤怠管理システムや会計管理システム、在庫管理システムなどが挙げられます。
もともとは、デスクトップアプリの開発が主流でしたが、近年では、インターネットを介するシステムの開発も増えています。業務システムを導入することで、従業員の負担を減らしたり、業務効率をアップさせられるため需要が高いです。
また、プログラミングスキルのほかにも、どうしたら企業の業務の助けになるかを考えるアイデア力も必要になります。
アプリ開発
PCやスマートフォンで利用されるアプリを開発する仕事です。たとえば、SNSや地図アプリ、連絡ツール、メモアプリなどが挙げられます。
具体的な業務としては、これらの開発からリリース、アップデートなどを行います。なお、媒体によって開発方法や環境が異なるため、それぞれに合った知識やスキルをつけなければいけません。
これから注目の言語は「Python」
これから注目の言語はPythonです。なぜなら、最新分野で使われることが多く、Pythonを扱えるエンジニアの需要は高いからです。
たとえば、AIや機械学習の分野が挙げられます。これらの分野は近年急成長しており、言語にはPythonが用いられることが多いです。そのため、案件数も採用数も多くなっています。
なかには、AIや機械学習のような分野に使われる言語であるため難しいと考える人もいるはずです。しかし、Pythonは文法がシンプルなので初心者でも難しくありません。
このような理由で人気があるのがPythonです。
仕事で使われるプログラミング言語5選
仕事で使われるプログラミング言語は多種多様です。そこで今回は、有名な言語かつ仕事でも使われているGo、PHP、Java、Ruby、JavaScriptの5つをご紹介します。
Go
Googleが開発したプログラミング言語です。Webアプリの開発やデータ処理、解析ができます。初心者が理解しやすいことやミスが発生しやすい要素を排除した文法が特徴です。
また、開発に導入しやすくセキュリティ面でも安心できるため、将来性が高い言語だともいえます。そのため、これから新しい言語を学ぶ人や初心者におすすめです。
PHP
Webアプリ開発に特化したプログラミング言語です。有名なものだとCMSツールのWordPressに用いられています。
なお、文法がわかりやすい言語のため、初心者におすすめです。世界中で使用されており、インターネット上に情報も多いため、わからない部分があってもすぐに調べられます。
Web上のユーザーから見えない部分で用いられる言語なので、バックエンドの開発で高い需要があります。
Java
世界中でもっとも広く用いられているプログラミング言語です。求人数が多く、大規模案件でもよく用いられます。
WindowsやMac、Linuxなど、どんなプラットフォームでも動作させられるのが特徴です。また、業務システムの開発を得意としますが、ほかにもAndroidアプリや、ゲームなどさまざまなジャンルの開発ができます。
しかし、書かなければいけないプログラミングコードの量が多いため、初心者には難しく感じるかもしれません。最近では、プログラミングコードが簡潔な言語も増えているため、将来性は不透明です。
Ruby
日本で開発されたプログラミング言語です。ユーザーの目に見えないバックエンド開発で多く用いられています。Web開発を得意としていますが、スマホアプリやデータ収集、分析も行える汎用性の高い言語です。
また、文法がシンプルで修正やバグ発見がしやすいことでも知られています。これは、楽しいプログラミングをコンセプトにしているからです。日本で開発されているため日本語の情報も多く、初心者にはおすすめの言語です。
JavaScript
Webサイト制作には欠かせないプログラミング言語です。なぜなら、Webサイトに動きのある機能をつけられるからです。
たとえば、ポップアップ表示やスライドショーなどが挙げられます。この言語が開発されたことによって、動きのあるWebサイトが開発されるようになりました。似ている言語にJavaがありますが、異なる言語なので注意しましょう。
なお、長所としては学習のための環境構築が不要な点です。一般的なブラウザがあれば動作確認ができるため、学び始めるハードルが低い言語だといえます。
まとめ
プログラミングを使う仕事は1種類だけではありません。Web開発やゲーム開発、組み込み系開発など、大きな枠組みだけでもさまざまな種類があります。
また、仕事で用いられるプログラミング言語にもさまざまな種類があります。たとえば、GoやPHP、Javaなどです。言語ごとに特徴やできることが異なるため、なりたい仕事で多く用いられている言語を学ぶようにしましょう。
なお、これから注目される言語としてはPythonが挙げられます。なぜなら、AIなどの最新技術に用いられることが多いうえに、文法がシンプルだからです。これから新しく言語を学び始める方は、Pythonを学んでみてはいかがでしょうか。