サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や年収を紹介!資格や言語も解説
エンジニアを目指すならサーバーサイドエンジニアがいいと耳にしたが、仕事内容や年収についていまいちわからない、とお悩みではありませんか。サーバーサイドエンジニアを目指すのであれば、サーバーサイドエンジニアについての理解を深めることが就職への近道です。
そこで本記事では、サーバーサイドエンジニアの仕事内容や年収、とっておきたい資格や必要な言語について解説します。
サーバーサイドエンジニアとは
サーバーサイドエンジニアとは、サーバーに関する処理を担当するエンジニアです。新しい技術や分野を学び続けられる人や、論理的な思考ができる人におすすめです。なお、サーバーには、Webサーバーやアプリケーションサーバーなどのさまざまな種類があります。
フロントエンドエンジニアとの違いは担当する部分が異なる点です。サーバーサイドエンジニアや、ユーザーの目に見えないサーバーを担当しますが、フロントエンドエンジニアはユーザーに見える部分を担当します。
サーバーサイドエンジニアの年収
サーバーサイドエンジニアの年収は、600万〜800万円が平均です。しかし、場合によっては400万円前後だったり、1,000万円以上だったりすることもあります。
このように差があるのは、経験やスキルが豊富なほど年収は高くなるからです。したがって、年齢が高いほど年収が高い傾向にあります。もちろん、スキルや経験が豊富にあれば若くても年収アップが見込めます。
サーバーサイドエンジニアに必要なスキル・知識
サーバーサイドエンジニアには、データベースや開発フレームワークの扱い方、OSや開発環境を構築するスキルや知識が必要です。ほかにもさまざまなスキルが必要ですが、なかでもデータベースのスキルと知識は欠かせません。
なぜなら、サーバーサイドエンジニアはデータベースに携わることが多いからです。とくに、SQLのようなデータベース言語は、使いこなせるようになるとそれだけで活動の幅が増えます。
サーバーサイドエンジニアとして扱えるようになるべき2種類のプログラミング言語
サーバーサイドエンジニアが扱うプログラミング言語は、大きく分けて2種類あります。コンパイラ言語とインタプリタ言語です。
コンパイラ言語とは、人間が書くプログラムコードをコンピューターが理解しやすい言語に一括で翻訳して実行してもらう言語です。一括で翻訳するため処理速度が早く、修正が難しいという特徴があります。有名な言語は、C言語やC++言語、Fortranです。
一方、インタプリタ言語とは、人間が書くプログラムコードをコンピューターが理解しやすい言語に、1行ごと翻訳して実行してもらう言語です。1行ごとに翻訳するので処理速度は遅いですが、修正がしやすいという特徴があります。有名な言語は、JavaScriptやPython、Ruby、PHPです。
3つの方法でサーバーサイドエンジニアになる
サーバーサイドエンジニアになる方法はひとつではありません。それぞれ、手順だけではなくメリットや向いている人が異なります。
新卒採用に受かる
大学や専門学校を卒業してそのまま就職する方法です。OB訪問ができるため、就職を考えている企業の雰囲気を知ることができます。そのため、就職後に思っていた職場と違ったというトラブルを防げるでしょう。
また、エンジニアは、年齢が若いというポイントは武器になります。そのため、これから大学や専門学校を選ぶ人におすすめです。
なお、大学や専門学校を選ぶ際は、サーバーサイドエンジニアになれるかどうかを確認しておきましょう。
独学でフリーランスになり活動する
サーバーサイドエンジニアに関する情報は独学できます。なぜなら、最近ではサーバーサイドエンジニアに関する書籍や動画などが充実しているからです。
しかし、教えてくれる人がいないため、わからないことが聞けない点は大きなデメリットです。一方で、すきま時間に勉強できる点や費用が比較的少ないという点はメリットとなります。そのため、現在就職しているがサーバーサイドエンジニアに転職したいと考えている人におすすめです。
プログラミングスクールに通って紹介してもらう
プログラミングスクールに通うことで、豊富な教材や講師のもとエンジニアとしてのスキルを磨けます。サーバーサイドエンジニアとして活動できる能力を得られるでしょう。また、オンライン形式のスクールも多いため、遠方に住んでいても安心です。
スクールによっては高い費用が必要ですが、エンジニアの案件を紹介してくれるサービスを実施しているところもあります。くわえて、案件が獲得できなければ返金してもらえるケースもあります。
プログラミングスクールに通っていたという経験とあわせて、スクールで作る制作物をポートフォリオとして提示することで、採用率も上がるでしょう。
活躍できるサーバーサイドエンジニアになるための資格3選
サーバーサイドエンジニアとして活躍したいのであれば、資格をとるのもひとつの方法です。そこでこの章では、サーバーサイドエンジニアになるためにとっておきたい3つの資格をご紹介します。
オラクルマスター
データベース分野で幅広く利用されている製品を作っているオラクル社が主催する資格です。オラクルデータベースの管理や運用、SQLに関する知識が試され、取得することでオラクルデータベースの管理スキルを証明できます。
難易度はBronze、Silver、Gold、Platinumの4つにわかれており、BronzeからPlatinumにかけて難度は高くなります。そのため、最初はBronzeから挑戦しましょう。
なお、オラクルマスターのSilver以上の資格は、海外でも役にたちます。海外の企業に就職を考えている人はとっておきたい資格です。
基本情報技術者試験
サーバーサイドエンジニアだけではなく、エンジニアを目指すすべての人がとっておきたい資格です。コンピューターやプログラミングの知識を全般的に所有していることを証明できます。
ITに関する基本的な情報だけではなく、アルゴリズムや思考力を試される問題も出ます。取得しておくことで、システムの開発や運用をする際に役に立つでしょう。
Linux技術者認定試験(LPIC)
OSの一種であるLinuxの技術者として、一定のスキルがあることを証明できる資格です。グレードはレベル1、レベル2、レベル3の3つが用意されており、レベル3にかけて難度は高まります。
とくにレベル3の難度は高く、業務で得られる知識以外にもセキュリティやOSなどの知識が必要です。しかし、取得するとより高いスキルを持ったエンジニアとして評価されます。
世界中で受けられている試験で、海外で活躍したいときにはとっておきたい資格です。
まとめ
未経験からサーバーサイドエンジニアになるには、はじめにどんな方法でもいいので言語を学びましょう。おすすめの言語は、サーバーサイドで多く用いられるPHPやPython、Java、C#です。言語について理解したら、使いこなすためにサーバーサイドに関する知識を学んでください。
ある程度理解を深められたら、ポートフォリオを作成しましょう。理由は、資格を重視しない企業でもポートフォリオは見られるからです。そのため、これからサーバーサイドエンジニアを目指そうとしている方は、言語や知識を学んでポートフォリオの作成から始めてみてください。